日体大陸上部パワハラ問題、過去にも

 日本体育大学の陸上部で、駅伝の監督が部員に対して暴力や暴言を繰り返していたと、写真週刊誌が報じて問題になっています。

 故障した選手に対して「障害者」と罵声を浴びせたり、練習から脱落しそうな選手に伴走車から「ひき殺すぞ」と恫喝されるなどパワハラで、部員が退部した疑いがあると言う事です。

 日本体育大学は、過去にパワハラの報告を受けたことはあるかとの問いに、ないと答えていました。しかし、学生への聞き取り調査の過程で、前学長の在任中学長宛にパワハラを訴える手紙が届いた事が判明したそうです。

 普通に考えてパワハラはあったのでしょう。何しろ駅伝に限らず日本のスポーツ界、長年暴力・暴言は当たり前の風潮がありました。それが最近問題視されるようになって、レスリングやアメリカンフットボール、体操と次々世間を騒がせています。

 恐らく告発された側は、当たり前のことをやっているだけなのに何故こんな事になったのか、戸惑っているでしょう。昔からずっとこうだったし、自分もそうやって強くなった、と。時代が変わる、と言うのはこう言う事なのでしょう。

テレビ朝日に是正勧告3回

 2015年に男性社員が過労死していたことが判明したテレビ朝日が、2014年から2017年の間に三田労働基準監督署から3回に渡って長時間労働についての是正勧告を受けていたことが明らかになりました。

 テレビ朝日では、1ヶ月の残業時間を最大80時間に制限する労使協定、いわゆる36協定を結んでいましたが、100時間以上の残業をした社員のいた月が複数あることが分かり、2014年と2016年に勧告を受けました。さらに2017年には、派遣社員に1日17時間労働をさせていたとして勧告を受けていました。

 過労死した男性社員は、2013年に出張先のホテルで倒れる直前3ヶ月の残業時間が過労死の境界線とされる1ヶ月80時間を超えていたと確認、2014年に労災認定。男性社員は治療を続けましたが2015年に死亡し、労働基準監督署は死亡と長時間労働の因果関係を認めて同年に過労死と認定しています。

 広告代理店の電通で過労死が発生した時など、ニュース報道などで散々批判をしていたテレビ朝日ですが、どの面下げて、って話です。まず自分の所をなんとかするべきでしょう。過労死を出した報道機関が、他社の過労死を批判的に報じるなど悪い冗談、というか偽善です。

日本相撲協会、式守伊之助からの辞職届を受理

 昨年12月、若手行司に対するセクハラ行為が発覚した立行司の式守伊之助(40代目)に、日本相撲協会は初場所から夏場所までの、合計3場所への出場を停止する懲戒処分を下しました。

 冬巡業中に、泥酔状態の式守伊之助が10代の若手行司にキスをしたり胸を触るなどのセクハラ行為をした件です。伊之助は普段から酒癖の悪さが知られており、伊之助自身もセクハラ行為についていは「酔っていて覚えていない」と語っています。

 立行司と言うのは、行司の最高位で2名のみと決まっています。その1人である木村庄之助が2015年に引退して以降、立行司は式守伊之助だけとなっていました。その、只1人の行司最高位が泥酔していたとは言え、事もあろうに若手行司へのセクハラ。前代未聞の不祥事です。発覚以降伊之助は謹慎し、9日に明治神宮で行われた奉納土俵入りも欠席しています。

 伊之助は12日に辞職願いを提出、13日に開かれた臨時理事会では懲戒処分を決定した上で辞職届を受理することを決めたと言う事です。

 これで、立行司が1人もいなくなってしまったわけですが、三役格から誰かかが昇格、41代式守伊之助を襲名するのでしょう。